弘法筆を選ばず…
であればいいんですが…。
10年も歯科医師をしているといろいろ使い慣れた道具がでてきます。
歯科では治療によって多くの器具・器械を使いますが、使い慣れたものは治療効率や成否に大きくかかわります。ブログではこばり歯科で使われている器具や機器についても少しづつ紹介していきたいと思います。
まず、治療になくてはならないのが拡大鏡(ルーペ)です。
拡大率によって明るさや視野が変わるので当院では3倍から5倍を治療によって使い分けています。

拡大鏡には大きく分けてフリップアップタイプ・TTLタイプ・ヘッドギアタイプの3種類あり、それぞれの利点があるのですが、理由あって個人的にTTLタイプがおススメです。


いろいろなメーカーのを使いましたが今愛用しているorascoptic社のレディーメイド レボリューションはTTL(レンズ貫通)タイプでありながらフリップアップもできる優れもの。レンズの質も申し分なく、3倍と低倍率なのですべての治療に使用しています。


先日当院で行ったダイレクトボンディング治療。
充填はできても裸眼だと研磨不足やオーバーマージンを見逃してしまいます。
歯科衛生士の使用や、最大約20倍の歯科用マイクロスコープの導入など課題はまだまだありますが当院では常に精密な治療を心掛けたいと思います。